本日は一旦ポルシェから離れて、今乗っているBMWのZ4を取り上げようと思います。
なかなかマニアックな車ではありますが、2年所有してみての良いところ、悪いところをお知らせします!
BMW Z4とは
Z4とはBMWが発売している唯一の二人乗りのオープンカーであり、スポーツカーになります!
私が乗っているZ4は開発コードでいうところの「G29」という現行モデルになります。
2019年春に発売になったモデルです。
発売される前から商談を始めて発売と同時に注文した車です。
「オープンカー」なので、屋根が開きます!
屋根はソフトトップとも呼ばれますが、布製の幌です。
布だからといっても、ペラペラの1枚布ではなく、何層にも重ねなれていてかなりしっかりしたつくりになっています。
グレードは?
Z4は4グレード展開です。
- sdrive 20i:580万円
- sdrive 20i sports:630万円
- sdrive 20i M sports:682万円
- M40i:855万円
私が購入したのは2のMのつかないsportsグレードです。
理由は予算の問題デス(;^_^A
Z4の大きさは?
全長 4,335 mm x 全幅 1,865 mm x 全高 1,305 mm
全長と全高はかなり短い&低いのですが、全幅はなんと1850mmを超えていてなかなかワイドなボディーです。
あのアルファードの全幅は1850mmになりますので、それよりも少し幅が広いことになります。びっくりですよね。。。
ローアンドワイドなところがとてもかっこよくて気に入っています。
採点します!
ここからは各項目を点数で表現していこうと思います。
10点満点でそれぞれ評価していきます。
エクステリア
ずばり10点満点です!
エクステリアに惚れて購入したと言っても過言ではありません。
オープン時のシルエットも美しいのですが、個人的に一番気に入ってるのは幌(屋根)を閉じた状態の後ろからのシルエットです。
リップスポイラーのようにトランク部分がせりあがっているのですが、ここが本当にセクシーでカッコイイです!
いまだに見惚れてます(笑)
マフラーの左右2本だしも適度な太さもあって、お気に入りです。標準装備の純正品です。
もちろん正面からも大好きです!
インテリア
9点です!
内装には赤レザーを選択しています。
このモデルではレザーは標準装備でして、カラーの選択が可能でした。
他には茶色と黒色の2色がありますが、黒ボディには赤でしょ!ということで人生初の赤い内装をチョイスしました。
初めは恥ずかしいかな?と思ったのですが、いざ所有してみると明るい内装は乗るたびにテンションを高めてくれる要素があることに気が付きました。
オープンにした時にも映える色なのもよかったと思ってます。
赤い内装はちょっと派手で躊躇う方も多いとおもいますが、一度ぜひとも選択してみてほしいと思います。
思ってる以上に他人は気にしていませんのでご安心を(笑)
そしてBMWといえば内装はイマイチ安っぽいものが定番でしたが、このGシリーズからぐっと内装の質感が向上しているのも、グッドポイントです。
スピードメーターは全面が液晶になっていて、アナログメーターがなくなっています。
タコメーターの動き方が独特で賛否あるようですが、慣れると何とも思わなくなります(笑)
見やすい良い液晶だと思います。
ですが、ここで1点減点しています。
audiのように真ん中に地図が表示されてはいますが、これは他のものに変更することはできない仕様で常に地図が、しかも簡易的なものが。。。ちょっと残念です。
audiのように他の情報も映せるような設定にしてくれても良かったのに、、、。
走り・エンジンフィール
一番大切な部分です。ここは10点満点です!
まず、エンジンはBMW伝統の6気筒ではなく、4気筒のモデルです。
197馬力で320N・mと圧倒的なスペックではないのですが、法定速度+αで走る分には全く不足のないパフォーマンスを見せてくれます。
踏めばリニアに反応してくれるし、何よりもマフラーからのサウンドが心地よく車内に入ってきます。
走行モードの変更が可能になっていて、スポーツモード、スポーツプラスモードがあります。
スポーツプラスに入れると、マフラーからパンパン!という破裂音が響き渡って刺激的な演出が入ります。
エンジン回転数も2,000回転前後を維持して、どこからでも鋭い加速が可能になります。
ものすごく楽しいです!!
6気筒じゃないとBMWじゃない、という意見もあるのかもしれませんが、4気筒モデルでも十分に楽しめる仕上りだと思います。
6気筒はさらに刺激的なんだろうなとは思いますが・・・
安全装備
10点満点です!
この見た目の車ですが、なんとなんと渋滞対応ACC(オートクルーズコントロール)、レーンキープ、レーンチェンジアシスト(車がきてると振動と点滅で教えてくれる)が備わっています。たしか標準装備だったと思います。
手放し運転まではできないものの、渋滞中は車線維持の補助もやってくれるため、スポーツカーでありながら、最新テクノロジーによる半自動運転が可能なハイテクを搭載しています。
旅行に行った先での渋滞中は本当に大活躍しています。素晴らしいです!
燃費
10点満点です!
2020年12月までの記録ですが、平均で12kmほどでした。
オープンスポーツカーにしてはかなり良いのではないかと思います!
乗り心地
5点です・・・。
ここは正直にお話します。。。
はっきり言って乗り心地は悪いです。意外に大きな段差のショックはうまくいなすのですが、ちょっとした段差のショックはけっこう体に伝えてきます。。。
標準の18インチタイヤを履いているので極端なインチアップもしていない状態で乗っています。
間違ってたら申し訳ありませんが、Mスポーツと違ってノーマルのサスペンションが入っているはずですので、Mスポーツグレードの場合はさらに乗り心地が硬いのではないかと思います。
スポーツカーなので乗り心地を求めてはいけないことはわかるのですが、ポルシェセンターにて718ボクスターに乗ってしまった後だと、乗り心地の悪さがさらに目立って感じられます・・・。
718ボクスターとは価格帯も違うので仕方ないですが、本当に残念な部分ではあります。
ボクスターも硬い乗り味ではあるのですが、振動の収まりが良いというか不快感が少なかったです。
今回乗り換えようと思った大きな要因が乗り心地デス・・・。
疲れてる日に乗るにはちょっとしんどいな、と思うときがあります。
遮音性
8点です!
オープンカーで屋根が布製なのでけっこう社内外の音が入ってくるんじゃないの?と思っていたのですが、これが思いのほか普通の車とあまり変わりません。
特に社内の音楽については、吸音がしっかりしてるのか、あまり外に漏れないことには驚きました。
逆に外で人が話してる声はけっこう中に入ってくるな、という印象です。
雨音も大きくはないですが、感じることはできます。その音がまたいいんです(笑)
積載性
10点です!(オープンスポーツカーにしては・・・)
Z4にはしっかりとしたトランクスペースがあります。
屋根をしまっても犠牲にならない設計になっています。
一度海外旅行に行くためにZ4にスーツケースを乗せたことがあります。
無印良品の87Lのものです。
これがなんと・・・・入るんです!
手前にまだ手持ちのカバンなんかも余裕で収納できちゃうほどの容量があります。
普段から買いものにも使いますが、乗らなかったものはありません。
長尺物はもちろんムリですがそれ以外のトイレットペパーやら日用品は難なく飲み込んでくれます。
普段使いもバッチリの素晴らしい容量です。
そして写真がなくて申し訳ないのですが、車内のシート後ろのけっこうな容量の収納ができる空間があるのですが、ここがとにかく素晴らしいです!
ティッシュやら帽子、小さいカバンだったらしっかり収納してくれるだけの空間が確保されています。
このポイントはおそらく他のどのオープンカーにもない世界一の収納スペースだと思います!
総評
- エクステリア:10点
- インテリア:9点
- 走り・エンジンフィール:10点
- 安全装備:10点
- 燃費:10点
- 乗り心地:5点
- 遮音性:8点
- 積載性:10点
ほぼ満点という素晴らしい結果です!乗り心地以外・・・(;^_^A
普段使いもできる万能なオープンスポーツカー!
というのが私の評価です。
兄弟車としてトヨタスープラがありますが、あちらはもう少し走りにふった設定のようですが、Z4はゆったり乗るラグジュアリー志向の車なのかなと思います。
万人にオススメできる車、というわけにはいきませんが、屋根の開くオープンカーでここまで普段使いができる車は他にないと思いますので、オープンカーをお探しの方はぜひとも一度見に行ってみてください。
ボクスターに同じ装備をつけると1,000万円を軽く超えましたので、700万円の車としては本当によくできていると思います。
本当はマカンとZ4の2台持ちをしたいところではあるのですが、経済的にそれを許してくれない為、名残惜しいですがマカンと入れ替えが決まっています。。。
マカンの納車も待ち遠しいですが、それイコールZ4とのお別れも意味しますので、残された数カ月はたっぷりとZ4を楽しみたいと思っています。
Z4を検討中の方でもし何か知りたいことがありましたらコメントいただければお答えしたいと思います!
本日も長文を読んでくださりありがとうございました!
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