みなさん、こんにちは!
my Porscheのページを開いて先日オーダーしたマカンGTSの状況を確認しようと思ったところ、現在乗っているマカンにリコールの届け出が出されているという通知に気が付きました。今まではハガキでリコールのご案内というのを受けるとのが普通だと思っていたので、こうした通知の仕方には少し驚きました。
my Porscheを見ない人なんてたくさんいるだろうし、こんな方法での通知ではユーザー全員には到底届かないのではないかなと。。。もちろんある程度時間が経ったタイミングでディーラーからお手紙や電話でお知らせするのだと思うのですが、初動からハガキでの連絡でも良いのかなと個人的には思いました!
今回はそのリコール対応についてとその代車のタイカンGTSについてのレビューをお届けします。
リコール内容はこちら!
ブレーキブースター警告装置において、インストゥルメントクラスタのプログラムが不適切なため、ブレーキブースターの故障時に警告灯が点灯せず、警告メッセージ確認後には誤った警告灯が点灯し、保安基準に適合しないおそれがある。
とのことです。すでにmy Porscheの画面からは見えなくなってしまったのでスクリーンショットをお見せすることができないのですが、そのようなメッセージが表示されていたと思います。
このお知らせを確認後、翌日に営業担当に確認したところやはりリコール対象ですとのお返事でしたので早速入庫予約を済ませました。
ということで入庫当日。伺ったのは75周年イベントの翌週ということもあってか朝一の訪問でしたが他のお客さんはおらず、貸し切り状態でした。
作業内容としては、インストルメントクラスターの再プログラミングを実施しますとのことでした。所要時間は4時間ほどということで代車のキーをいただきました!
代車のタイカン
代車としてお借りできたのはタイカンですが、今回は前回と違ってなんとGTSのグレードでした!
オプションに何が付いていたのかまでは把握できませんでしたが、総額2,000万円オーバーの超高級車です。そんなすごい車を貸していただけるディーラーのみなさん、ありがとうございます!
タイカンGTSのレビュー
エクステリア
GTSということで前回お借りしたベースグレードとは違い、エアロパーツがついていたり、黒いホイールが用意されていたりと分かる人が見れば違いのあるものとなっています。カーマインレッドの塗装がとにかく美しかったです。深みのある赤、という表現になるのかな。つやつやでかっこよかったです。
ホイールです。近くでみるとひと昔前のホイールキャップ?と思えるデザインでやすっぽく感じますが、遠くから見るとしっかりかっこいいという不思議なホイールでした。
コンフィグレーターで調べたところ、20インチTaycan Turbo S Aero Design ホイールというオプションが標準装備されていました。通常GTSグレードの場合だとRSスパイダーホイールが標準装備されているのかと思ったのですが、タイカンは違うようです。
RSスパイダーホイールはしっかりオプション設定されていて、40万円でした。
インテリア
こちらもGTSということで一番目についたのがステアリングがRace-Tex仕様になっていることでした。一般にはアルカンターラという素材だと思うのですが、本革のステアリングとはまた違った感触があり、少し滑りやすいかな?というのが正直な感想です。そのことを営業さんに話してみたところ、グローブ(手袋)をして運転すると最高にフィットするのだそうです。たしかに手袋をすれば完璧なフィット感を得ることができそうなのは納得です。とはいえ、触り心地は最高でしたので気になる方は選択されても良いオプションかもしれません。GTSグレードでなくても、このステアリングはオプション選択が可能です。マカンにもオプションとして用意があって最後まで迷ったのですが、手汗で白くなってしまうという口コミを多数見かけたので見送りました。あとからでも変更はできるので、今後取り入れたいオプションの筆頭候補になりました。
その他のインテリアについてはオプションが選択されていたのだと思いますが、ゴージャスな仕上がりでした!助手席側のモニターもオプション装備されていました。随所に使われているRace-Tex素材に惚れ惚れします。
開きはしませんが天井はガラスに変更されていました。操作方法はお借りしてるときには分からなかったのですが、公式HPを見るとどうやら色を変えることができるようです。サンシャインコントロールパノラミックルーフと言うオプションだったようです。
Race-Texを天井にも使っていました。15万円くらいのオプションだと思いますが、あこがれますね(笑)
ヘッドレスト部分のGTSの刺繍がまたかっこよかったです。
走り・乗り心地
以前にベースグレードのタイカンをお借りすることがあり、それとの比較ですがとにかくこのGTSは車体が軽くなったのかと思うほどにものすごく加速します。タイカンでも十分な加速だと感じたのですが、さすがGTSを名乗るだけあってストレスとは無縁の素晴らしいパワーを秘めています。スペックでみると600馬力あるようです。。。スーパーカーと同等かそれ以上の異次元の領域ですね。。。ということで、スポーツモードにする必要は日常領域においてはないと思いました。ベースグレードのタイカンでさえ400馬力というスペックですので、スペックとしてはベースグレードでも十二分です。
専用の足回りのセッティングがなされているからか、ベースグレードのタイカンに比べてもGTSの方が乗り心地は良くマイルドに感じました。もちろん、エアサスが装備されているのでよりスポーティに走りたい場合には足回りを引き締めることもできます。
そして交差点での右折時にとても気持ちよく曲がることができたと感じたのですが、やはりトルクベクタリングプラスというハンドリングをより俊敏にするオプションが標準で装備されていました。私がオーダーしたマカンGTSにも今回オプションで装着しましたが、交差点を曲がるのが癖になるような気持ちよさが体感できます!
エレクトリックサウンド
前回お借りしたタイカンについていなかったオプションとして、エレクトリックサウンドが今回は装備されていました!何かというと、エンジン車のポルシェでいうところのスポーツエグゾーストシステム、排気音を心地よくさせるためのオプションです。
タイカンは電気自動車ですので排気音は当然ないのですが、疑似的にドライバーをやる気にさせる音をアクセルを踏み込んだ時に発生させるオプションです。他の方のコメントなんかを読んでいて、宇宙船の加速のような音、という表現が多かったように思いますが、実際体験してみてまさにその通りだと私も思います。ガソリン車の乾いた音とは全く異なる未来的な音なので、やる気にさせるかどうかはわかりませんが、同乗していた奥さんからは、加速しようとしてるのが音で分かるから助かる、というコメントがありました。
タイカンGTSはあまりの加速力に加速することを申告してからアクセルを踏まないと本当に体に負担がかかります(笑)そして無音で恐ろしい加速をします。なので、音が伴ったほうが無意識に体に力が入って防御態勢?に入れるのかもしれません。
ドライバーのための機能かと思いきや、実は同乗者に向けたオプションなのかもしれません。
総評
2,000万円を超えるだけあって大変すばらしい車だと思います。充電等は試していませんが、400キロ前後走行可能なようですので、自宅もしくは最寄りに充電ができる環境が整っている方にとってはハードルも高くないのかもしれません。
ただ、一般庶民からするとベースグレードのタイカンで十分タイカンの世界を味わうことができるのかなと思うのが正直なところです。
2024年にはおそらくマカンの電気自動車もデビューすることになると思うので、ポルシェで電気自動車がほしいという方は、そちらの発表を待った方がよいのかなと個人的には思いました。タイカンから取れたあらゆるデータを基にマカンEVは開発されていると思います。
以上がリコール対策とタイカンGTSのレビューでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
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