車と旅行大好き!

35歳で夢のポルシェ購入への道をつづります。

憧れの911カレラがどんどん遠くへ

みなさん、こんにちは!

少し仕事が落ち着いてきたのでミニクーパーとマカンに乗って日々癒されております。

気持ちに余裕が出てくると車好きとしてはやはり車に興味が向いてしまうのですよね。以前の記事で718ボクスターの順番待ち中であることはお伝えしましたが、それでもまた別の車に興味が移ってしまうのはきっとご理解いただける方も多いかと思います。

ということで、今回はみんなの憧れの911カレラについて久しぶりに検討してみようかなと思ったので記事にしていきます。

高騰する夢:ポルシェ 911 カレラの価格の移り変わりと今


私が初めて911に強い憧れを抱いたのは、まだ20代の、雑誌を食い入るように読んでいた頃だったかな。当時の記憶では、997型(2004年~2012年)の新車価格は、ベースグレードで1,000万円台の前半から中盤くらいだった印象です。もちろん、安くはないけれど、数年落ちの中古車なら600万円から800万円台でも見つかるモデルもあって、「いつか頑張れば、もしかしたら手が届くかもしれないな」って、現実的な夢を描かせてくれる存在だったんですよね。憧れのモデルを手に入れるためにコツコツ貯金する、そんな未来を想像できた時代でした。

もう少し前の話になりますが、2000年代初頭の996型カレラの中古車なんて、走行距離や状態にもよりますが、500万円台から手に入る個体も珍しくなかったんですよ。当時は「水冷エンジンになった!」って賛否両論ありましたけど、確実に911オーナーになれる選択肢の一つとして、多くの車好きが注目していたのを覚えています。

でも、今の状況はどうでしょう?ここ数年の911の価格高騰ぶりには、ただただ驚かされるばかりです。現行の992型カレラは、新車価格自体がぐっと上がっていますよね。カレラのベースグレードでも、人気のオプションをいくつか追加すると、あっという間に2,000万円の大台を超えてしまいます。SやGTS、さらに高性能なターボモデルやGT3に至っては、3,000万円、4,000万円、それ以上の価格帯が当たり前になっていて、まさに「桁違い」の存在へと変貌を遂げてしまった感じです。

 

 

そして、さらにびっくりなのが、中古車市場の状況なんです。新車が正規ディーラーでなかなか手に入らないこともあって、走行距離の少ない比較的新しい中古車が、なんと新車価格を大きく上回る「プレミア価格」で取引されることが珍しくありません。新車価格が2,000万円のモデルが、中古市場で2,500万円や3,000万円といった値札を付けているケースも頻繁に見かけます。これは、一昔前では考えられなかった、ちょっと異常な状況と言ってもいいんじゃないかなって思います。

買いたくても買えない現実・・・


「ポルシェ 911が欲しい!」って強く願っても、誰もがすぐに手に入れられるわけじゃないのが今の現実です。私の周りの車仲間たちからも、「新車は納車待ちが長すぎるよ」「中古車は新車より高いし…」「ディーラーからは『今はご紹介できる車がありません』って言われちゃったよ」なんて、嘆きの声が本当によく聞かれるんです。

終わりの見えない長い納期:

正規ディーラーで新車をオーダーしようとしても、人気の高いモデルだと、納車まで1年以上、モデルによっては2年、3年待ちという話も耳にします。注文したとしても、実際にいつ自分のところに車が届くのか分からない状況って、待っている側からすると本当に辛いですよね。

「選ばれた」顧客への優先:

特に限定車や高性能モデルの場合、ディーラーによっては、過去の購入履歴やポルシェオーナーとしての実績が重視されて、新しいお客さんではなかなか購入の権利を得られないケースもあるみたいです。長年のポルシェファンにとっては当然のことかもしれないけど、初めて911に乗りたい!って思っている人にとっては、すごく高いハードルに感じられますよね。

中古車市場の異常な高騰:

新車が手に入らないから、じゃあ中古車で…って目を向けても、先ほどお話しした通りプレミア価格が当たり前になっていて、結果的に新車以上の予算が必要になることもしばしば。しかも、程度の良い個体自体が市場にあまり出てこないから、選択肢も限られてしまって、理想の一台を見つけるのがすごく難しいんです。

転売目的の購入者の増加:

高騰する市場を見て、転売目的で新車を購入し、すぐに高値で売却しようとする人もいるみたいです。これによって、本当にその車を長く大切にしたいと考えている純粋な愛好家の手に渡りにくくなるという、ちょっと残念な状況が生まれているのも現実なんですよね。
私自身、マカンGTSに乗っていて、ポルシェの素晴らしさを日々実感しているからこそ、次に車を買い替えるなら911も選択肢に入れたいなって考えるのは自然なことです。718ボクスターの順番待ちには並んでいますが・・・(笑)

でも、この厳しい現状を目の当たりにすると、私の911への夢も、少しずつ遠のいているように感じてしまうのが、正直な気持ちです。

それでも憧れの911カレラ

ポルシェ 911 カレラは、単に速いスポーツカーとか、高価な車っていうだけじゃないんです。それは、自動車の歴史に深く刻まれたデザイン、他に類を見ないドライビングフィール、そして日常と非日常を高いレベルで両立させるポルシェの哲学がぎゅっと詰まった、まさに「走る芸術品」だなって思います。

今の価格高騰や、手に入れるのが難しい現状は、私のような車好きにとって、確かに夢を遠ざける現実ではありますよね。でも、それでもなお、911が持っている「本質的な魅力」は決して色褪せることはないんです。いつか、また多くの人が気軽に、とまではいかなくても、もう少し手の届く形で、この素晴らしい車を所有して、その魅力を存分に味わえる日が来ることを、心から願ってやみません。

私自身も、マカンGTSとミニクーパーでのカーライフを楽しみながら、いつか911を迎え入れられる日を夢見て、これからも車と旅の魅力を皆さんにお届けしていきたいなって思っています。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。

 

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